哺乳びん(哺乳瓶)の乳首の替え時は?
哺乳びん(哺乳瓶)の乳首には、赤ちゃんの月齢に合ったものがあることをご存じですか。まだ使えるからと使い続けてしまうことや、育児に追われて乳首を変えることを忘れてしまうことも。赤ちゃんの飲み方は成長するに従って、飲む力や量が変わってくるため、適量の母乳やミルクが出ることが重要です。赤ちゃんのために、月齢に合ったものを用意しましょう。
【乳首は同じサイズを2個以上使いましょう】
赤ちゃんはひとつの乳首に慣れてしまうと、新しい乳首に替えたときに嫌がることがあります。そのため、シリコーンゴム製の乳首などは、同じサイズの乳首を2個以上用意し、交互に使うのがおすすめです。また、約2ヵ月に1回替えるのがよいでしょう。
ピジョンの乳首は、月齢別によって吸い穴の大きさや形だけでなく、シリコーンゴムの柔らかさも変え、赤ちゃんがその時期に合った適切な量を飲めるよう工夫しています。 2ヵ月程度使ったら使用回数に関わらず、破れたり切れたりしないように早めに取り替えましょう。
【哺乳びん(哺乳瓶)の乳首はなぜ替える必要があるの? 】
赤ちゃんの飲み方は成長するに応じて変わります。赤ちゃんに飲んでもらうと、ママのおっぱいが少しずつ変化するように、乳首もその時の飲み方に応じて替えてあげることが必要なのです。
赤ちゃんの「飲む」運動は、大人が飲み物を飲むときより複雑な動きをしており、次の「哺乳三原則」から成り立っています。
■哺乳三原則
・吸着(きゅうちゃく) パクっとくわえて、口を乳首・乳輪にピッタリ吸着させる。
・吸啜(きゅうてつ) 舌を波のように動かして、乳首をしごいておっぱいを引き出す。
・嚥下(えんげ) ゴクンとなめらかに飲み込む。
ピジョンでは、この「哺乳三原則」のひとつひとつを細かく研究・分析し、できる限り近づけることを目指して哺乳びん(哺乳瓶)や乳首の開発をしています。
「吸着」では、できるだけ広口にし、赤ちゃんが大きな口でパクっとくわえられるようにしています。
「吸啜」では、人間の肌にできる限り近づけつつ、吸引力が強くなる月齢には、微妙に噛みごたえのある、固めの乳首にしています。
「嚥下」では、月齢が大きくなるほど飲める量が多くなるので、乳首の穴の大きさやデザインを調整して、月齢に合った量が出るように調整しています。
ピジョンの哺乳びん(哺乳瓶)の乳首は、直接おっぱいを飲む時と同じ口の動きが再現できるため、おっぱいとの併用もスムーズにできます。
【ピジョンの母乳実感哺乳びん(哺乳瓶)の乳首の替え時は?】
母乳で育てているママでも、直接おっぱいをあげられないことがあります。そんな時、ママに代わって哺乳びん(哺乳瓶)で授乳をしてあげることもひとつの方法です。乳首が赤ちゃんに合わず、おっぱいと同じように飲めなかったり、おっぱいに戻れず困ったりすることもあります。どんな時期の赤ちゃんも無理なく哺乳でき、ママのおっぱいと並行して使えるように研究・開発したのが「母乳実感」です。
ピジョンの乳首は、成長段階に合わせて替えられる6つのラインアップを取り揃えています。乳首の吸い穴の大きさや形、そしてシリコーンゴムのやわらかさも変えて、その時期に合った適切な量を飲めるような工夫がされています。
母乳実感の乳首サイズ(吸い穴の形)・月齢・飲むペースの目安は次の通りです。
・SSサイズ(丸穴) 0ヶ月頃~ 50mlなら約10分
・Sサイズ(丸穴) 1か月頃~ 100mlなら約10分
・Mサイズ(Y字形) 3か月頃~ 150mlなら約10分
・Lサイズ(Y字形) 6か月頃~ 200mlなら約10分
・LLサイズ(Y字形) 9か月頃~ 200mlなら約5分
・3Lサイズ(Y字形) 15か月頃~ 離乳の完了時期にあたります。離乳の様子に合わせてご使用ください。
【ピジョンのスリムタイプ哺乳びん(哺乳瓶)の乳首の替え時は?】
ピジョンでは、スリムタイプの哺乳びん(哺乳瓶)もご用意しています。哺乳びん(哺乳瓶)が転がりにくく、持ちやすい形をしており、お出かけの時に役立ちます。
スリムタイプの乳首サイズ(吸い穴の形)・月齢・飲むペースの目安は次の通りです。
・Sサイズ(丸穴) 0ヶ月頃~ 全量を約10~15分
・Mサイズ(丸穴) 4か月頃~ 全量を約10~15分
・Yサイズ(Y字形) 6か月頃~ 全量を約10~15分
・Lサイズ(丸穴) 9か月頃~ 全量を約10~15分
ミルクや母乳の飲み方、飲むペース、吸う力など、赤ちゃんによって個人差があり、月齢は目安です。この月齢になったから、乳首サイズを替えなくてはならない、ということはありません。飲むのが遅かったり、あまり減らないといった場合には、乳首が原因かもしれません。赤ちゃんに合った乳首を選び、ゆったりと授乳タイムを過ごしてくださいね。